【完】甘い恋愛授業



「……家に入ってもいい?私、歩くんに言わなきゃなんないことあるから」

「え……っ」


歩くんは一瞬驚いた顔をしたが、渋々と言った感じで「じゃあ、入れよ」と言って私を家の中に入れてくれた。


「じゃあ、話しはリビングで…」


そう言って歩くんが私の方に振り返った瞬間、歩くんはいきなり頭を手で押さえてその場にしゃがみ込んだ。


「っ!?歩くん!!」

「……あ、大丈夫、だから」

「大丈夫じゃないよ!リビングじゃなくても良いから……あ、歩くんの部屋いこ!!」

「でもっ……」

「いいから。ね?歩くんの部屋、どこ??」



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