【完】甘い恋愛授業
「な、なに!?歩くん、いったい……」
「告白するなら、決意が固まってる時にするのが一番いい」
「決意って…歩くん、なに言って……」
歩くんに引っ張られるがままに、廊下をどんどん歩いていく。
廊下にいた女の子たちがザワザワと少しざわついているが、そんなのは今は気にならない。
だって……
「……長瀬!!」
いつの間にか校門の所まで出ていて、歩くんがいきなりそう叫んだ。
「え?あ、山崎さんに時東じゃないか。どうかした??」
「な、長瀬くん?」
「ちょっと、ゆきが話しがあるみたいだから」
「歩くん!?」
いきなり歩くんが言った言葉に、頭がグルグルと混乱しだす。
だって、だってこれって……