【完】甘い恋愛授業
「えーと、あのね……」
「……その様子だと、うまくいったって感じ?」
そう言って、歩くんは頬杖をついて窓の外を見ている。
今日は、サッカー部の練習はやってない様子……。
「うまくいった?……うーん、どうなんだろ??」
「……は?」
私のかなり曖昧な答えに、歩くんは思い切り変な声をあげた。
うまくいったかなんて、まだ分からない。
だって私の告白は……
「でもね歩くん、私……歩くんに大事な話しがあるんだ」
これからなんだから。