【完】甘い恋愛授業



「わ、私……っ」


俺の大声に、ゆきの体がビクッとゆれる。


―――これ以上ゆきに近づいたら、ダメだ。


そんな俺の気持ちが、思わずゆきを拒んでしまう。

だけど結局俺は熱のせいで上手く歩けず、ゆきの腕をとってそのまま部屋まで行った。


そして……


「……あの、歩くん。一昨日の、ことなんだけど」


ゆきは突然そう言って、俺をジッと見つめた。



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