【完】甘い恋愛授業



「……もう全部話し終わったし、我慢しなくてもいいよね」

「え……?」


いきなり歩くんはそう言うと、私をガッと抱き上げた。


………え。


「えええええっ!?」

「静かにしろって」

「でも、でもでもでも……」


そのまま科学室の机の上におろされ、ゆっくりと押し倒される。


「……ゆき」

「ひゃうっ!」


すぐ近くで名前を囁かれて、変な声がでてしまう。

そして歩くんは、器用に私の制服のボタンをはずしだした。


「ま、待って……」

「十分待ったって」



< 395 / 454 >

この作品をシェア

pagetop