【完】甘い恋愛授業



「ねぇ歩くん。本当に、恋愛授業まだつづけない?」


ふと思ったことを口にだすと、目を丸くする歩くん。

自分でも、いきなり何を言い出すんだって思うけど……。


「ゆき、なに言って…」

「もっと私、恋愛のことについて歩くんに教えてほしいし……歩くん自身のことを、もっと知りたいって思うんだ」


「だから、恋愛授業続けない?」と言って、歩くんに顔を向ける。

すると歩くんは、クスリと笑みをこぼすと、ソッと私に片手を差し出した。


「??」



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