借金とりとおにごっこ!?
4.さくらの海
「みっかげー!
あいたかったよぉ~」
教室に入るなり
雅がものすごい勢いで飛びついてきた
「雅~!
私も会いたかったよぉ」
「1日会わなかっただけで大げさ」
「あ、緋那も会いたかったよぉ」
そういって今度は私が緋那に
抱きついた...........
と思ったらあっさり避けられてしまった
「うぅ~。
緋那ひどい~」
「だから大げさだって言ってるでしょ」
「で、どうしたの?
熱でもでちゃったわけ?」
「ちょっとね」
「え~!
親友に隠し事はなしだよ!!」
「はい、詮索しないの雅。
誰だって隠したいことの一つや二つ
あるでしょ」
「む~、ま、いーや!
話せるようになったら話してよね☆」
「うん、話すよ。
全部、話すよ」
そーだよ
いずれは話さなきゃいけない
私が借金背負ってることも
このもやもやしている、嫌な記憶も
そして、話すということは
私は思い出さなきゃいけない
思いださなきゃいけないんだ........
そういえばテストは2位でした
10位以内に入れたから別にいいけど
1位夕矢って言うのは気に入らない
家で勉強するそぶりなんか
全然見せてなかったのに
いつの間に勉強してたんだろ.....
とっても不思議です