借金とりとおにごっこ!?


「おい、こんな朝っぱらから
なにやってんだよ」

「うわっ!」


私がどうやっていこうかと考えていると
いきなり後ろから声をかけられた

その声の持ち主は
当然夕矢なわけであって
すごく不機嫌そうな顔でじっと見ている



「あ、ごめん
おこしちゃった?」

「なにやってんだよ」


そっか

夕矢には言っとかないとね


いくら冷血夕矢でも
少しくらいは心配するだろう

ご飯とか、ご飯とか、ご飯とか......


あ、心配してくれそうな要素
ご飯しかないや



「これからちょこっと旅にでるね。
ご飯はインスタントとかで頑張って」

「は?旅??
学校はどうすんだよ」

「っは!
連絡入れんの忘れてた!!
あれ?電話番号は?ってか電話どこ?」

「まってろ」

「え?あ、うん」


なにが待ってろなのかよくわからないけど
とりあえず気をつけして静止した


しばらくしてやっと夕矢が戻ってきた

なぜか私服を着て......



「学校に休むって連絡入れといた」

「ほんと!?ありがと」


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