借金とりとおにごっこ!?


「はぁー。
ビックリしたぁ」

「ビックリしたはこっちの台詞だ」

「?なんで?」

「ってか、お前ほんとに何やってんだよ」

「やっぱり、嘘つくのは良くないかと」

「眼鏡!」

「はひ?」

「眼鏡はって聞いてんだよ!!」

「えと....。
だから嘘は良くないかと」

「はぁ.....
ほんとやらかしてくれたな」


???
どうしたんだろ?

もしかして、これ言っちゃったら
もう私の弱み握れないから?


「そっかそっか!
うんうん、そういうことね」

「なにがだよ」

「弱み握れないからでしょ?」

「......もういい」


夕矢はあきれたといった感じで
放送室から出て行こうとする


「あ、えっと.....
私なんかしちゃったかな?」

「いいから早く出るぞ。
そろそろ教師が来る」

「え?
あ、そっか!!
勝手に放送機使っちゃったもんね」


納得して急いで放送室から出る

ん?
そういえば私自分の名前
名乗っちゃってたような.....

ま、いっか!


「屋上いくぞ!」

「うんっ!」


夕矢に手を引っ張られ
屋上への道を走った

また、息切れするな.....





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