借金とりとおにごっこ!?
「では、これより
何でもランキングダービー
一年生部門をを始めます!」
いよいよ始まった!
夕矢と緋那、大丈夫だよね?
なんかこっちまで緊張してきた
「そういえば、女子は誰が出るわけ?」
「あれ?言ってなかったっけ??
緋那だよ!あ、緋那ってわかる」
「ああー、あのショートのツンツン女ね。
あんたが出るんだと思ってた」
「え?えぇー!?
それは絶対ないから!!」
「何言ってんのよ。
あんたは夕矢に選ばれたのよ。
私でも駄目だった夕矢に。
だからもうちょっと自信を持ちなさい」
紗代ちゃんはすこしだけ微笑んだ
その微笑はなんだか悲しそうだった
そうだよね、紗代ちゃんは夕矢が.....
「ありがとう。
私が今こうして夕矢と両思いになれたの
紗代ちゃんのおかげなの。
だから紗代ちゃんも自信もって」
「うん.....
本当は、あんなことするはずじゃなかった。
でも、あんた達見てると
あぁ駄目なんだなって思った。
付け入る隙間が少しもなかった。
だから、あきらめた。
悔しいけど、私の負けよ」
紗代ちゃんはそんな風に思ってたんだ
ちょっとだけ嬉しかった
紗代ちゃんが私を認めてくれたみたいで
嬉しかった
「でも、もしも夕矢を泣かすことがあったら。
そのときは、ようしゃなく奪ってやるから。
覚悟しときなさいよ」
「ご心配なく!」