借金とりとおにごっこ!?


「来た来たー!
菜乃香ちゃんに緋那ちゃん、
早速だけど準備してくれる?」

「はい、あの、麗華さん。
ところで具体的にどんなことを
すればいいんでしょうか?」

「えっとね、
ホールに出てもらうのが主かな?
でも人手足りないときとかは
厨房に回ってもらうかも!
菜乃香ちゃん料理うまいし♪」

「はい、わかりました!
ホールでも厨房でも頑張ります♪」

「あの、あ、あたしは何を.....」

「もちホール♪
緋那ちゃんならしっかりしてそうだし
期待してるぞ!!」

「あ、はい、頑張ります」

「んじゃ、準備したらすぐオープンよ」

「「はい!!」」






「この服.......ね。
うわさのメイド服って」

「緋那、本当に大丈夫?」

「.....うん、大丈夫。
大丈夫、大丈夫」


緋那はプルプルと体を震わせながら
自分に暗示をかけている

そして何か決心したのか
さっさとメイド服に着替えてしまった


「緋那......」

「な、なに!?」

「かわいい~!!
すっごく似合ってる!!」

「え、そ、そう?」

「うん、可愛い!
もうかわいすぎる!!」

「菜乃香も似合ってる。
可愛いと思うよ」

「えへへ、ありがとう」


本当に緋那はすっごく似合ってる!

普段では絶対見れない格好だし、
すごく貴重だ!!

しっかり目に焼き付けとかないと...



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