借金とりとおにごっこ!?

柱の陰からこっそり緋那の様子を見る

大丈夫かな.....
まぁ、緋那だし大丈夫か


「おまたせいたしました」

「おぉ、うまそうじゃん!」

「では、ごゆっくり食べないで
さっさと食べて帰って下さい」

「え?
なんか今おかしくなかった??」

「気のせいです。
いいからさっさと食べて
お帰りになさって下さい」

「いやいやだからなんか
さっきからおかしいよね?」

「いいからさっさと食べて帰れ」

「もう敬語ですらなくなってる!!」


あんな暴言を吐きまくっていた緋那は
恐ろしいほど満面の笑みを浮かべ帰ってきた

ほんとにこの2人、付き合ってるのかな?


「緋那、お帰り!」

「ただいま。
今度来たら、トレイで頭ぶん殴ってやる」


......今の言葉は聞かなかったことにしよ






開店初日ということもあって
昼が近づくにつれお客さんはどんどん増えた

私たち以外にも2人店員さんがいるんだけどそれでも大変です

こうなってくるともうオーダーとか運び
両方やんないといけなくなって、
もうドタバタなんです

こんなに接客が大変だとは思わなかった

簡単にOKしたものの、
この先やっていけるのかな?






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