借金とりとおにごっこ!?
「輝君!」
「あ、菜乃香ちゃん。
どうかしたの?」
「あのね?
ちょっとお願いがあって.....」
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「ごめん!
僕、そうとは知らずに.....
僕からもちゃんと言うから!!」
「いいのいいの!
彼氏いるのにOKしちゃった私も悪いし」
「本当にごめんね!!」
夕矢に訳を話す=輝君との約束を破る
ということになっちゃうので
まずは輝君に許可を!
と思い話したら、輝君はあっさり許可してくれた
むしろすっごく謝ってくれました
いい人だなぁ、ほんと
一緒に謝る!と何度も言う輝君に
本当に大丈夫だから!と言って断った
だって、これは夕矢と私の問題なわけで
私がなんとかしなきゃ駄目だって思うの!
と意気込んだものの.....
いざ夕矢のクラスに行くとそこには夕矢はいなかった
会いたくないときは現れるくせに
なんで会いたいときにはいないかなー
ムッとしてから自分の教室に帰ろうとした時
夕矢が帰ってきた
でもその隣には相川さんが居て
楽しそうに笑ってた
「あの2人付き合ってるんだってさ」
「うっそぉ、ショック
あれ?でも夕矢君って彼女いたんじゃ...」
「あぁ、あれ?別れたらしいよ。
って、あそこ!あそこにいんのその別れた彼女じゃん!
聞かれたらやばいって!!いこっ」
知らない女の子の会話が聞こえてきた
なにそれ
別れた次の日にはもう新しい彼女?
溢れだしそうな涙を必死にこらえて夕矢を見た
でも夕矢は私に気づいもせずに
目の前を通り過ぎた
ううん
気づかなかったんじゃない
もう夕矢の目には私は映ってないんだ