借金とりとおにごっこ!?
ー夕矢ー
「はぁー!?ありえへん!!
なんでや、なんでそーなんねん!」
耳がいかれるんじゃないか?
と思わせるくらい光に怒鳴られた
どっからでんだよ、その声
あまりの大きさに少し手で耳をふさいだ
光と付き合ってるのは誰かが流したデマであっても、やっぱりこの2人には俺と菜乃香が付き合ってるということをはっきりさせておきたかった
「大体なぁ、いきなり彼女やゆわれて
はいそーですか、ってなるわけないやろ!
あほちゃうか!?」
「まぁ、まぁ、姉さん。落ち着いて」
「輝はだまっとき!」
「黙るのは姉さんの方だよ!
分からないの?」
「っな!?」
珍しく冷たい目をした輝君に
相川さんも目を見開いて戸惑っている
「僕は2人を応援したい。
姉さんは?どうなの??」
「.....しゃーないな。
あても応援したるわ!
いきなりやったから驚いたけど、よう見たら2人お似合いさんやしな」
「ええ!?お似合いさんはない!絶対ないよ!!」
「なんでや?美男美女。うらやましい限りやん」
「相川さん、目だいじょーぶ??」
「あんたなぁ....。
まぁ、ええか。輝のいい顔も見れたしな」
相変わらず大ボケかましてる菜乃香はさておき
相川双子が応援してくれるのはありがたい
「サンキュ」
「あ、あ、あ、謝った!
夕矢が謝った!
雨や、いや、明日は大雨やぁ!!」