借金とりとおにごっこ!?
私は決心して、ドアから顔だけ出して
思いっきり息を吸った
「ゆーうーや~~!!」
「なんだよ」
呼ぶとすぐにきてくれた
すっごくめんどくさそうだけど...
「菜乃香........か??」
顔だけ出した私にやっと気づいた夕矢は
目を見開いてそういった
あれ?なんんでびっくりしてるの??
「夕矢?どうかした??」
私が少し首をかしげてそういうと、
なぜか夕矢は一気に赤くなった
お風呂の湯気のせいかな??
「お前、ほんとに菜乃香か?
ってか、なにやってんだ??」
「えー....と。
そのさ、服貸してほしーなぁ~
と思いまして........」
「は?服??」
「そう、服」
「まさか、本気か?
ギャグとかじゃねーよな??」
「うん、本気です!!」
「......今までどんな生活してたんだよ」
「居候?」
「バスタオルでもまいとけ」
「あ、そっか!
その手があったのか!!
じゃあ、バスタオル」
「中にかけてなかったか?」
「髪につかっちゃいました」
「.....はぁー。
計画性なさすぎだろ。
今とってきてやる」