借金とりとおにごっこ!?

「雅ちゃん、
いつから忍者になったの?」

「で、なにがあったの!?
文明開化なみのすごいこと
やっちまったか!?!?」

「それが、話の途中で
どっかいっちゃて.....」

「あっちゃ~。
文明開化じゃなくて
鎖国のほうだったか!」

「でも私は、
貿易成功させてみせます!!」

「がんばってくれたまえ、
ぺ〇ーくん」

「誰か、つっこみうまいやつ
きてくれ~~~!!」





結局、あれから奈月さんと
話す機会はなかった

やっぱ、無理なのかな?


そう思いながら窓から外を見ると、
奈月さんが一人で歩いていた



「奈月と友達になりたい。
ほんとにそう思っていたら、
やることはきまってんじゃねーか?」

「夕矢.....」


私の、やること.......


「夕矢、ごめん!!
晩御飯遅くなるかもっ!」

「うまかったら許す」


私は運動神経がいいってわけでも
悪いってわけでもない

要するに並

だから、もう......


「ばてばてじゃ」


奈月さん、どこいったんだろ…




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