借金とりとおにごっこ!?
二人きりの教室に、私の声が響いた
この静けさが余計に緊張させる
この沈黙はどっちなんだろ?
悩んでる?
それとも、あきれてる?
「なにいってんの?」
.....え?
やっぱ、だめだったかな??
そうだよね、私なんかと
友達になりたくないよね...
「あたしたち、もう友達でしょ?
あたしはそう思ってたけど」
緋那から出てきた言葉は
予想していたものと真逆だった
その言葉で私は
やっと引いた涙が
また溢れてきてしまった
「緋那~~~~~!!!」
そういって、私は緋那に抱きついた
「ちょっと!
未影!?!?」
「緋那~!
だ~いすきだよぉぉぉ!!」
「はいはい
分かったから」
緋那とバイバイして家に帰ると
夕矢が先に帰って来ていた
「おい、今日は授業サボってなにしてたんだよ」
やっぱそこに触れますか!
「ちょっとね!
あ、晩御飯作るね!!」
私が軽く受け流しても
夕矢はそれ以上聞いてこなかった
多分、私があまりに笑顔だったから
聞く必要ないと判断したんだと思う
よぉし!!
今日も張り切って作りますぜぃ