借金とりとおにごっこ!?

「夕矢っ!
これにする~」

「早かったな」

「えへへ、すごいでしょ」

「買ってくるから外でてまっとけ」

「はいはーい」



夕矢に言われた通り外に出て待っていたら
しばらくしてやっと紙袋を持った
夕矢が出てきた



「今称磨から電話があった」

「なになに?」

「OOのXXにいるらしい」

「へぇ~.....どこ?」

「ここから電車乗って約15分」

「じゃあ、早速行っちゃいましょー」



電車使って15分のとこって......

なんでそんな遠くなんだろ?
ご飯ならそこらへんのファミレスで十分
なんだけどなぁ~





「ここって、ファミレス?」

「だな」

「電車に乗って、ファミレス??」

「とにかく、はいるぞ」

「う、うん」


何故こんな遠くのファミレスに!?

他の店とはなにかが違うのか!?



店に入ると......

いたって普通のファミレスだった



「いらっしゃいませ~。
何名さまですか?」


お店に入ると定番の挨拶が聞こえた


「あ~、連れが来てるはずなんですけど」



「お~い、こっち、こっち~!!」


どこからか称磨君によく似た声が
聞こえてきた

どこだろう?


そう思いながらきょろきょろ辺りをみると
窓際の席で手招きをしてる称磨君と
緋那がいた

あ、緋那は手招きなんかしてないよ!




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