ダウト-doubt-

人並み以上に恋愛してきて、酸いも甘いも、噛み分けれる程度には、なっていたつもりだった。

少なくとも、『遊び』にのめり込むような女では、ないつもりだった。


それが、このザマ。


あの人の一挙一動に、一喜一憂して、着信があるかないかで、泣いたり笑ったり。

一緒に居られるだけで幸せ、なんて、恋に恋する女子高生みたいな事、本気で思っていた。

そして、恐ろしい事に、今でもそう感じている。

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