キスから始まる
「茉美、もうそろそろ席に戻りなさい??」
「ぶ~っ。んじゃ~ねっ♪
ミナミお母さん♪」
「お母さんゆーな!」
私はこの通りお節介。
友達にもお母さんとよく言われるほどの。
だからか、伶を毎日起こしに行く。
キスはその朝にいつもされる。
避けているつもりだけど
バスケ部の伶の力には勝てない。
かと言って'伶起こし'は伶のお母さんに頼まれているから止められない。
私はお節介だから。
止めない理由はそれだけ。