ただ..君に
side-葵
7:50
ドスッ
「いって~…やっべえ~」
時計を見て驚いた
ヤバいぞ…今日入学式なのにあと15分で出なきゃ間に合わない。
「やっべえ~」
部屋を出て慌ただしく準備を始めた。
俺の名前は山本葵 今日から高校生になる
バタバタしながら
制服に着替えようとした....
「あ゛~」
高校ブレザーなのにネクタイむすべね~
なんて思いながら ネクタイを結ばす家を出た
ドンッ
「いって~今日2度目かよ」
段差に引っかかってコケた...
ふと.前を向いた
自転車に乗る女の子がこっちを見ながら笑って通り過ぎた
「うわ..アノ子同じ学校じゃん。学年一緒だったらはずいわ…」
どこかあどけない彼女がやけに頭に残った
「あ゛~急がねーと」
俺は走り出した