記憶の欠片



とりあえず裕君にメールしてみよ…。

【なんか友達が裕君に会いたいらしい;】


『てかまず来ないっしょ!
 だってもう0時だよ?(笑)』


そう、私達は最終電車で来たため、
着いた頃には既に夜中の0時を回っていた。


由『そうかな~?』


そんな会話をしつつ、駅付近をふらふらしていた。
夜中なのに車のライトなどでまだ明るい。
私の地元ではまずあり得ない光景。
田舎だからこの時間帯は車も通らず、
外灯もポツリポツリとたっているくらいだ。


~♪~♪


『あ、裕君。』


裕【今からですか?
  いいっすよ!】


『…裕君いいってさ。】

由『まじで~?!
  やったじゃん!』


【え?!まじで言ってる?!】

裕【別にいいですよ。
  暇なんで(笑)】

【まじかぁ(笑)
 今駅裏いるんだよね!】

裕【じゃあ駅裏のコンビニで待っててもらえますか?
  俺そっち行くんで。】

【うちらそっち行こっか?】

裕【いや大丈夫ですよ。
  そのかわり友達ん家寄ってくんで
  少し遅くなります(・ω・')】

【わかった♪大丈夫だよ!
 じゃあ来るときまた連絡して☆】


『駅裏のコンビニで待っててだって。』

由『ほんとに来るんだ!
  愛理よかったね~♪』

『いや、別に…。……うん(笑)』


ニヤニヤしながら笑ってる由紀を見て
私も思わず笑ってしまう。

とりあえず駅裏のコンビニか。



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