記憶の欠片



『はいもしもし!』

裕『あ、裕ですけどもうすぐ着きます。』

『うちらコンビニの前いるよ~。』

裕『わかりました~。』


短く会話をし、通話を終え、
由紀に報告して待つこと数分。

黒い服に身を包んだ、見るからにホスト…
って感じの人がこっちに近づいてくる。
だけど私にはすぐにそれが裕君だとわかった。


『あ、裕君!』

由『は?どれ?』

『いやいや(笑)
 目の前歩いて来てんじゃん!』

由『あの黒いの?!』

『失礼でしょ!(笑)』





友達として初めて会った裕君の第一印象は、クールでシャイ。
そんな感じだった。



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