記憶の欠片

お泊まり




私達が目を覚ましたのは、
日が傾き始める16時くらいだった。

やばい…。
ちょっと寝すぎたかも。
寝すぎて体だるい…。


『ねぇ由紀~。』

由『ん?』

『…イベント行かなくていい?(笑)』

由『なんで?!』

『いやー…、なんかだるいっていうか…。』

由『え~!行こうよ~!』

『んー…。だって後輩君達も来るんでしょ?』

由『来るけどさー…。
  じゃあ愛理その間何してんの?』

『一回地元帰ろうかと思って。
 んで明日の朝直接海のほう行く。』

由『まじかぁ…。わかった。』

『なんかごめんね。』


次の日は海に行く約束だったから、
明日の朝直接海に行って
由紀と合流することになった。

私達は場面で行動することが多いため、
お互いによくドタキャンする。
まぁ、悪いとは思うんだけどね…。
さすがに二日連続で騒いでオールはきつい…。
そんなに若くない(笑)
せめて家で大人しくオール。

携帯を放置していたことに気付き、
携帯を開いたら3時間前に裕君からメールがきていた。



< 19 / 20 >

この作品をシェア

pagetop