ラスト
「ごめん…帰らないと」

本当は『帰らないで』って言いたい…

でも…私にはそんな資格はない。

「仕方ないよ。また怒られない様に早く帰らなきゃ」

彼は『また連絡するね』と行って帰っていった。
数日たった…

今だに連絡がこない…

いつもの事。

気にしなければなんでも無い事…

メールしたい…

でも、返事が来ないのは淋しい…
だから、メールが来るまで待つ、そんな日々を過ごしていた。


今日は婚約者は仕事が休み。
婚約者の正弥は私より5歳年上。

そして私の父の部下。

真面目で何にでも真剣で父が一番信頼している。優しくて一番に私の事を考えてくれる。

そんな彼を裏切るつもりはなかった…
< 4 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop