海よりも。
コンコン
「どうぞ。」
女の人の声がした...。
彼女?お姉さん?妹?お母さん?
そんなことを思ってるとドアが開いた。
「あれ、女の子...和紀、知ってる子?」
「っっ!!鈴香...」
「和紀...」
「わりぃ、姉貴席はずしてくんね?」
「わかったわかった。どうぞごゆっくり♪」
「和紀!!会いたかった!!」
「俺も!俺が助かったから、鈴香は助かんなかったのかと
ずっと思ってて...。
でも良かった...。てかすげ~偶然だな。
病院一緒だったなんて。」
「ほんとだよね!!運命だよっ!」
「だな☆」
本当は和紀に抱きつきたかったけど、
お互い点滴をやってたからやめといた。