海よりも。
「だって勉強しようとしたら
みぃかが来たんだよ!!」
「別にいいじゃない。」
「携帯の音うっさいんだよ!」
「少しくらいいいでしょ。
それに鈴香の怒鳴り声の方が
うるさいわよ。」
このクソばばぁ....
「あのね!私は私立は金が払えないって
言ったから自分の志望校変えて
レベルの高い公立に変えたの!!!だから
一生懸命勉強しようと思ってんのに
わかんねぇのかよっ!!」
バチン
私は頬を叩かれた。
「親にそんな口聞くもんじゃ
ありません!!!」
「...そうですか...
わかりましたよ。
私、この夏休み塾にも行かないし、
勉強しないから!!!!!」
「え?」
「私、この家出てくから。」
と言って旅行用バッグに
服をたくさんつめこんで
貯金箱、携帯、服をつめた。
「やめなさい!」
とお母さんが私の腕をつかむ。
私は腕をはらって玄関に行って
靴をはいた。
「じゃあね。」
と私は駅まで走った。