Platonic Love



18:00


私は“いつもの公園”で彼を待っていた。
私の家から近いこの公園は、私と彼にとって思い出深い場所。
初めてのデートも、彼とこの公園でのんびりお散歩だったし、ときどき2人で見に行く星だっていつもこの公園のベンチに座って見る。
ほとんどのデートで来るこの公園はいつの間にか、2人にだけ通じる秘密の場所になった。
それにしても、ちょっと遅いなぁ~


「ごめん、待った?」


後ろから声がしたため、振り返るとスーツ姿の彼がいた。
朝も彼の姿は見たけど、やっぱり格好いい。


「じゃあ、行こっか。」

「えっ、どっか行くの?」

「えっあっうん。嫌だった?」

「ううん、違うの。ただ、ここに居たいなって思って…」

「そっか…なら、ベンチに座ろっか?」

「うん!!」


彼に会うことが楽しみ過ぎて、ソワソワしちゃってついベンチに座ることをわすれてた。


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