オモイビト
こんな感じのまま次の朝学校へ行くと、ユナとアサに呆れられた。
「……一体昨日何があったの……」
「愛を伝え合ったの」
「いや、たぶんその愛を伝え会う直前に何かがあったんだよね」
そういえば、今までユナとアサを親友とまでいかなくても一応友達はいるくらいにしか思ってなかったことを思い出す。
でも、違うのかもしれない。
だって今、こんなにも昨日のことと過去の話を話したいと思っているから。
もしかして……あたしたち親友なのかもしれない。
「あたしね、想と同じ小学校だったの。つまり……あの五人と同じ学校だったの」
「「は!!??」」
二人とも全力で驚いちゃった☆
「それを昨日知ってね、その頃本当は想が好きだったことを思い出したって感じ」
「ごめん昴、意味不明だから」
「もっと詳しく話してよ」