純粋☆2
「さーてどうしたかな?」


夢芽に真剣な眼差しをして問いかける。


「あのね…昨日先生から電話きたのね…出たら酔ってるみたいな話し方でさ…しかもさ女の人と一緒にいたみたいなんだよね…声が聞こえたから…」



泣きそうな顔をしながら…
美紀に昨日あった事を話した。



「そっか…先生そんな人じゃないもんね…もう少し様子見てみよ…」


「うん…先生に電話して会えるか聞いちゃダメかな…?」


「いいよいいよ電話しなさい」



美紀が見守る中電話をかける。



プルル…プルル…


「もしもし…夢芽珍しいな?」


電話に出てくれた。


「いきなりなんだけど…会える?」


「ごめん…忙しくて会えねぇや…」


「うん…また電話するね…ありがとう」


電話を切る。



「どうだった?」


「忙しくてダメって言われておわっちゃった…」



「先生だからしょうがないよ…」


美紀に言われて納得をして2人は飲み物を飲む。



会えないのは仕方ないけど…
やっぱり不安だ…



夢芽side end
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