純粋☆2
「そこにいるじゃん!そこに」


秋吉先生が指を指した先にはカーテン越しに隠れて窓から景色を見ている夢芽がいた。


「あ…ごめんなさい…景色があまりにもきれいで…」


教室から見る景色はとてもきれいだった。


「最終下校のチャイムもなっちゃったし…みんな教室からでるわよ~」


渡辺先生の声で戸締まりをしてでていく。


私ってもしかして森君と2人で帰るのかな…?


「お前ら危ないから2人で帰れよなぁ」


一応返事をして学校をあとにする。


「一緒に帰るの久々じゃない?」


沈黙を破ったのは森君である。
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