純粋☆2
「おれの隣がいやなんだろ!」


ふざけて言われる。


「そんなわけないじゃないですか」


照れ気味で声のトーンが高くなっている。


本人には自覚症状がない。


恥ずかしいよ

夢芽の家に着くと近くに車を止める。


「ありがとうございました」


「礼には及ばないから気にすんな」


2人は夢芽の家にあがる。


「ただいま~」


部屋にあがっていく。


「お邪魔します」


父が出迎えてくれる。


「おばさんいますか?」


「ちょっと待ってな、さあリビングのソファに座ってて」


「はい・・・」


座って待っている博人。


父が戻ってきた。


「あと少しでくるから、いつも夢芽がお世話になってます・・・担任としてや彼氏としても大変なのに」


改めて言っている。




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