純粋☆2
ホームルームが終わると秋吉先生に呼び出しされた。

「皆月わるいが一緒に来てくれ」


そう言うと後ろから着いて行く。


司書室に入る私達。


「それで何ですか?」


「えっと…確認なんだけど今週試験だろ?合格したら合格通知を持ってくるように!」


「あ…はい」


「後は…俺には関係ないかもしれないけれど…最近どうしたんだ?連絡しても出てくれないし…それに元気無さそうだからさ…」


ヤバい…
秋吉先生に心配されている。


「忙しくってごめんなさいね…入試終わったら連絡しますからご心配なく」


私はそう言うと部屋を出た。
自分でも冷たい態度で接しているのがわかる…


これじゃあ…
距離が開く一方じゃん。


どうにかできないかな…
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