純粋☆2
「そんなことないですよ、学校でも2人の時でも普通ですからたまに素直じゃないところもかわいくて」


楽しそうに話をしている。


すると・・・


「ごめんね、おそくなちゃって持ってきてくれてありがとう」


「いいえ、これがそのやつです」


紙袋を渡す。


「これこれ~なくてこまってたの、お姉ちゃんにお礼言っといて」


「はい、わかりました」


母は紙袋をおいて父の隣に座る。

「あの、あの子と将来一緒になるつもりかしら?」


「はい、そのつもりです・・・まだ同棲はしてませんケドね」


「博人なら信頼できるからいいのよ、それにしてもあの子遅いはね~」


部屋に行ったきりおりてこない。


「上に行っていいですか?」


「別に構わないわよ」


普通に言ってくれている。

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