純粋☆2
「うん…実は言うとね…美紀には話したんだけど…」


夢芽は淡々と俺に話し始めた。



「ひろくんとは…実は付き合ってるって言ったし…あとね…」



夢芽は俺に話している最中にも泣いていた…
それを見て頭を撫でながらも話を聞いてやる。



「それだよ…電話やメールくれないことに対しておこってごめんなさい…」



「夢芽が謝ることないよ…俺だって約束守らなかったから…それにその話を麻生から聞いてたんだ…」



美紀がまさか言ってるなんて知らなかった。


でも嬉しかった。



「そうだったんだ…」



「夢芽の電話かな?と思って出たら麻生だったから驚いているよ」


笑いながら言ってくれた。

私たちは抱きしめあっていた。
< 88 / 127 >

この作品をシェア

pagetop