純粋☆2
「いたい…」


首もとにチクっとした痛みを感じ起きてしまった。


ふと見ると…


「うわあー」



目の前にひろくんがドアップ状態でニヤリと笑っていた。


「なにしたの?」


「さあね~洗面所行ってくればー」


そう言われて急いで行く私。


「キ…キスマーク」


首筋につけられていたのだ。


「なんてことしてくれたのよ…明後日学校なのに」


「夢芽が気づいたらいなくなってて寂しかったんだもんその罰ですよー」


なんていいながら何故か頭を撫でる。


すると…
私の携帯がなった。


「もしもし」


少し高めに言った。



「夢芽!今すぐ帰って来て専門学校から手紙来たわよあと博人も連れてきてね~」


用件を言うとすぐにお母さんは切ってしまった。


「夢芽だれからだったんだ?」



「お母さんだったあたし着替えなきゃ…なんか今すぐ帰ってこいってさ」


「そうか」
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