純粋☆２
｢今日はありがとうねー｣



｢おばさんーどうもありがとうね｣


あゆかも夢芽のお母さんにお礼を言う。



2人は帰って行った。



｢あゆか達先に帰ったな｣


博人が私を見ながらニヤリとする。



私は黙ってうなずいた。


｢博人、まだここにいるのかな？｣


夢芽のお父さんが聞いた。


｢はい、ダメですか？｣



｢別にいいよー！むしろ夢芽と二人でいなよ｣



いきなりの事に2人はぽかんとする。


｢お言葉に甘えて…｣


そう言うとテレビを見ている夢芽に声をかけてリビングを後にする。


｢ひろくん？｣



｢いいからー2人になりたいの｣



廊下でいいながら夢芽の部屋にいく。






夢芽の部屋に入るといきなり抱きつかれる。



｢えっ…大丈夫？｣



｢大丈夫だよっ、こうしてると落ち着く｣



それを耳元で言われて恥ずかしくなる。



｢何時に帰っちゃうの…｣



｢帰って欲しくないの？｣



顔を覗きながら、意地悪な顔する。

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