放課後恋愛
あれ…?
九条君…真面目に問題やってる…。
眠ることなく、黙々と勉強をしている姿に拍子抜けしてしまった。
ほぼ100%、寝てると思ってたのに…。
「ん?どうかしたのか?もしかして俺と少し話したくなった?」
突然私に向けられた視線に驚いてしまい、慌てて逸らした。
「話したいことなんて、何もないわよ…。また寝てるんじゃないか…って思っただけ。」
「そんなわけねぇじゃん。あの日は、たまたま睡魔が襲ってきただけだよ。」
それはどうだろう…。
授業に出た時だって途中から寝てること多いし…
常習的な気がするけどな…。