放課後恋愛

「くっ…九条君!?いきなり何してんのよ!」


「思わず抱きしめたくなったから、そうさせてもらった。」


甘い香りに包まれていく。

瞬く間に、頭の中が九条君のことで埋まってしまった。


「いつの間に来たのよ…。さっきはソファーに座ってたのに…。」


「今来たばかりだよ。航や結希と遊んでたけど、俺としては…やっぱり紗智に会いに来たわけだからさ…。大人しく待っていられねぇんだよ。」


ちょっと…!
これじゃあ、何も出来ないよ…。



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