放課後恋愛
【STUDY 2nd】
悪夢の続き?
「はぁ…。」
翌朝の教室…。
私はため息から始まった。
「紗智、やけにテンション低いわね〜。それに眠たそう。」
汐莉にポンポンと頭を撫でられた私は、コクンと頷いた。
「昨日、深夜に課題やってたら、逆に目が冴えちゃって…。なかなか眠れなかった…。」
「えっ!?課題って、自習室で済ませて帰ったんじゃなかったの?」
驚きまくっている汐莉の表情を見て、苦笑いしか出来なかった。
全ては九条君のせい…。
何事もなければ、昨日の深夜に時間を割く必要はなかったんだから。