放課後恋愛
その後…
ドキドキする鼓動と格闘しながら、冷やし中華とスープをなんとか完成させたけど…
「紗智。この冷やし中華もスープも美味しいじゃん。」
「とーってもおいしいよ、おねえちゃん!」
「ぼくもおいしい!お姉ちゃん、ありがとう。」
3人から褒められた私は、完全に照れてしまって何も言えず、ただ頷くことしか出来なかった。
しかも、ドキドキが続いているせいか、冷やし中華もスープも食べたいのに食べれない始末。
こ、こんな風に食事が喉を通らないこと…初めて。
3人が笑顔で昼食を食べる中、私は熱い頬を押さえながら、ため息を零した。