放課後恋愛

隣の部屋に入ると、そよ風が吹き抜けていて、真っ白なカーテンのレースが気持ちよさそうに揺れていた。

やっぱり、この部屋は家の中で一番涼しいな…。


心地よさを感じながら、窓際のベッドに結希をおろした。


「へぇ…。ここにベッドがあれば、すぐに眠れそうだな。」


九条君は感心しながら、航を同じベッドの上におろすと、傍に置いてあったタオルケットを二人に掛けてくれた。


そういう、さり気ない優しさ…


ドキッとする…。



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