放課後恋愛
「そうだ、紗智!金曜日は朔矢君と、どうだったのよ〜!」
「えっ!?」
汐莉に頬を指でプニッと押されて大きな声を出してしまった。
そういえば、汐莉に後で聞かせてね…って言われてたんだっけ、金曜日のこと…。
すっかり忘れてた…。
でも、どうしよう…。
金曜日は朔矢君と勉強していないし、一緒に帰ったわけでもないんだよね…。
傍に居たのは…九条君だった。
色々なことがあったけど、なんて言ったらいいのか分からないよ…。