放課後恋愛
「心に溜め込むと辛くなるだけだから…、ちゃんと発散させなさいよ?言葉に出すことで、案外スッキリしたりするんだからさ…。」
「そうだね…。」
汐莉の言う通りだ…。
いつまでも私一人であれこれ考えて、悩んでいても仕方ないよね…。
こんな気持ちのまま九条君から逃げていても、気まずくなる一方で、何も変わるわけがないんだから…。
よし…。
今日は航の誕生日パーティーがあるから、明日になっちゃうけど…
思いきって、あの時のことを九条君に聞いてみよう…。
自分から行動しなくちゃ、何も始まらない…よね。