放課後恋愛

「九条君が謝ることないよ…。私が勘違いしたのが悪かったんだもん…。本当にごめんね…。」


「紗智は優しいな…。」


九条君は少しだけ体を離して、私を見つめた。


「俺、紗智が好き…。どうしようもねぇぐらい好きでたまらない…。すぐにでも手に入れたい大切な存在だ…。」


真剣な眼差しを向ける九条君に、鼓動も聞こえそうなぐらい大きな音になっていく。


私も…九条君に本当の気持ちを言葉にして伝えたい…。


その想いが、また高まってくるのを感じていると九条君の声が聞こえてきた。



「でも……」



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