嫌い、だけど好きなんです!
別れ。
*
「す、すす澄花!!!!大ニュース!!」
奈々華は今日も
相変わらずテンションは高いが
いつもと様子が違う感じだ。
「どうしたの?そんなにあわてて。」
「じ、実はねさっき先生狙いの生徒が『好きな人いるんですか?』って聞いたら、『うん、いるよ。まぁ手を出しちゃいけない存在だけどね』だって~!!ってことは生徒でしょ?や~ん!誰だか気になるよねー!!!」
へー先生好きな人いるんだ。
しかも生徒か!なんかすごいな…。
「そうなんだ~どんだけその子可愛いんだろうね~」
「うちが思うにやっぱ澄花だって!まじで告りなよ!!!まさかまだ先輩のこと引きずってるの?」
「え?あぁ、奈々華に言ってなかったっけ?あれ、実はあの先輩の電話相手だった人はお姉さんだったから、彼女じゃなかったんだよー;それで、私が告ってそれで先輩も好きだったらしくて、OKしてくれた!こないだ言わなくてごめん~忘れてたw」
「あ、そうだったんだ~!・・・・ってぇええええええ!?」
奈々華はものすごい大きな声を出して驚いた。
まぁ、普通おどろくだろうな…;
「そうだったの!?お、おめでとおお・・・澄花ぁ・・・良かったね・・・ホントにうち嬉しいわ・・・!今度ダブルデート行こうね」