嫌い、だけど好きなんです!
私と先生はしばらくずっと話してた。
やっぱ、新垣先生はいい先生だと思った。
入学して初日であった時は
何だか嫌いな先生だったけど
今はもう普通に好きな先生。
そんなことを考えていたら
急に話題が変わった。
「・・・なぁ、野乃木お前好きな人いるか?」
「え?・・・い、いませんけど・・・」
何だか、本当のことを先生に言うのって
恥ずかしくていえなかった。
「そっかそっか!」
先生は何故か嬉しそうに
立ち上がって窓のほうを見る。