嫌い、だけど好きなんです!


私と先生はしばらくずっと話してた。



やっぱ、新垣先生はいい先生だと思った。



入学して初日であった時は



何だか嫌いな先生だったけど




今はもう普通に好きな先生。



そんなことを考えていたら




急に話題が変わった。


「・・・なぁ、野乃木お前好きな人いるか?」



「え?・・・い、いませんけど・・・」



何だか、本当のことを先生に言うのって



恥ずかしくていえなかった。




「そっかそっか!」



先生は何故か嬉しそうに



立ち上がって窓のほうを見る。




< 140 / 201 >

この作品をシェア

pagetop