嫌い、だけど好きなんです!
「ぁー今思ったけどもう、暗いな。ごめんな、俺が引きとめたから遅くなっちゃって」
ホントだ・・・もう大分くらい。
どのくらいはなしてたんだろ。
「大丈夫です!じゃあ、そろそろ帰ります。さようなら!」
私は椅子から立ち上がった。
そしたら先生が私の腕を掴んできた。
「な~に言ってんだよ!送ってくに決まってんじゃんw」
先生が満面の笑みで言った。
うう!眩しい…
こりゃあ、生徒にモテるわけですね。
「え?でも悪いですよ、大丈夫です」
「ばーか、お前も女なんだから誰かに誘拐とかされたら俺が怒られちまうよwいいから乗ってけw」
「じゃあ、有難うございます、お願いします。」
「おう!素直でよろしい!ちょっと昇降口で待ってろw鍵持ってくるから!」
「あ、はい」