嫌い、だけど好きなんです!




スタスタスタ…。




「ちょっと!先輩!いつまで付いて来るんですか!?先輩の教室はとっくに通り過ぎましたよ!?」





「はぁ・・・送ってくって言っちゃったから送ってく。黙ってあるけアホ。」





口わる!!!




「そういえば、先輩の名前って″れん゛であってるんですか?私保健室で蓮先輩って一回呼んじゃいましたけど・・・」




「お前俺の名前知らないの?俺結構校内の中じゃすっげえ有名なんだけど。」




「だって1年ですもん。知りませんよ。」



「一年生でも知ってる人は知ってると思うけど?お前が遅れてるだけだろ。ま、いいや。俺の名前は、橋本蓮。覚えとけよ。また会いに来るから。それと最後に言っとくけど、俺の本当の性格ばらしたら、どうなるか覚えとけよ~?じゃあね。」




あ、もう着いてたんだ。





ホントに送ってくれた…優しいな…




って何考えてるの私!!



あの人は超極悪人じゃないの!!!




なんて思いながらも教室に入っていった。











…これからの人生が蓮先輩によって狂いだした。


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