嫌い、だけど好きなんです!
私は勇気を出して
ドアノブに手を掛けた。
そして回して開けようとした瞬間。
ドンッ!
鼻に激痛が走った。ていうか顔面。
「いったぁ・・・!!」
私はその場に座り込んだ。
私がドアを開けようとしてたら
蓮先輩がそっち(部屋の中から)
思いっきり開けたせいである。
「あ、ごめん。大丈夫?」
微笑みながら手を差し伸べてきた。
この裏がありそうな嫌な笑い方。
この笑い方はわざとだな!!!
く、悔しい!どこかから見てたの…!
「~~!いいです!自分でたちますよ!!」
私は先輩から差し出されていた
手を払った。